トータルコミュニケーション
支援する場の状況をます確認。対個人への支援、多数への支援(全体投影)などその場のニーズを見定めて、適切な支援方法を見極めます。アプリの活用も有効です。利用者本人さま、親御さま、先生、サポート担当者のみなさまのご希望に沿って、固定観念にとらわれず、常に柔軟な姿勢を大切に心がけています。現場の声に真摯に、利用者の心の負担をより小さくなる支援方法を探りつつ、よりよい支援を提案します。
バリアフリー上映会
映画のスクリーンに、字幕をつけています。
ヒアリングループを設置することで、聞き取りやすい環境になります。目の不自由な方へは、"音声案内 (=ボイス・ガイド)"を付けることで、一緒に映画を観ることができます。
障害の垣根をこえて映画をみんなで楽しみましょう!!
お友達になりたいよ!!
「聞こえないって‥」
音声を文字にする活動を通じて、「聞こえ」に不自由のある人が直ぐ側にいることを意識しはじめたある日、この(左図)紙芝居を手にしました。入学まもない彼女のお子さんは、人工内耳を使っています。見えない障害といわれる聴覚障害外見からは分かりづらいだけでなく、小さなお子さんには、特に「聞こえない」という状況が理解できないこともよくあります。メガネは知っていても、補聴機器について、人工内耳となるとなおさらです。小さなお友達には、珍しいものとして、手にとってみたり・投げたりの「いたずら」の対象になってしまいました。「耳の代わりになる大切なもの」ということを、なんとか知ってほしい・わかってほしいとの切ない想いから、作られた紙芝居でした。
子どもたちに、自然に伝わるお話となっています。
この紙芝居を手にした時、そのお母さんの気持に心が締め付けられました。
幼保施設での研修を担当している事もあって、私がはじめたことは、ゲームなどを取り入れた「聞こえ」についてのおはなし会でした。
まず、職員さんへ聞こえの研修をはじめました。職員さんからお子さんたちへとつなげていただいています。繰り返し・繰り返しです。私ができることは、情報を届けることでした。
地域の皆様と‥。
ウイズあかし8階のフリースペースで「みんなのちゃぶ台」シリーズとして開催しています。月に1度の自主勉強会です。
年に1・2回は、外部から講師をお招きして、講演会や、補聴機器に手作り「工作教室」なども企画しています。
普段は、テーマ-を固定することなく個別相談会のように、質問いただいたことを中心にお話したり、お菓子を囲みながらゆったりした時間を過ごしています。
ウイズあかしのイベントを始め、県外でのイベントなどにも参加、研修会の企画も行っています。
「聞こえ」のことをいろんな形で掲示したりしながら、私達の活動紹介でもあります。
2020年からは、播磨町でもこの活動を行えればと考えています。
学生さんとともに
まず、文字支援のモニター体験を
私達の活動は、聴覚障害を持つ学生さんへの文字支援です。
まず、モニター体験をしてもらうことから。
特に、低学年のお子さんには、ご自身の「聞こえ」について、状況を確認してもらうこと。
○補聴器機があればいいのか、
○文字支援が必要なのか
学生さんが、「自分にとって、何が必要なのか」をまず感じ取ってもらうこと。
その上で、学びの場での支援プランを、担当教師とともに組み立ててほしいと思います。音声をリアルに文字で確認することで具体的なプランが見えてくると考えています。
このモニターは、継続した支援を目的としているわけではありません。聞こえの状況を把握するための文字支援のモニター体験です。
まずファーストステップとして利用してください。
学生サポーターさんと共に
大学生(院生)への文字支援は、基本的には学生サポーターさんが担っていることが一般的のようです。
私達は、学生サポーターさんが足りない時間を、カバーしてるという状況です。利用学生さんにとても、いろんなサポーターさんと接することは、いい経験になっているようです。窓口はあくまでも支援課ですが、学生サポーターさんたちとの研修会、意見交換の場を企画していただけています。学生サポーターさんの視点からも、たくさんの学びをいただいています。そんな関係を築けることも、やりがいを感じる時間です。